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溶接材料-カタログ&資料
 
■カタログ______________
 
・被覆アーク溶接棒
・フラックス入りワイヤ
・TIG溶接材料
・MIG溶接ワイヤ
・サブマージアーク溶接材料
・その他溶接材料

■資料 _________________
 
・溶接材料JIS規格
・溶接材料AWS規格
・鉄鋼・非鉄材料JIS規格
・規格一般資料
・タセト溶接材料参考資料
・ステンレス鋼の溶接施工

・非鉄金属の溶接施工
・物性表
・各種換算表

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銅及び銅合金の溶接について
>> 溶接時の問題点
>> 被覆アーク溶接での注意点
>> TIG・MIG溶接での注意点
>> 銅及び銅合金異材溶接時の溶接材料の選定(被覆アーク溶接)
>> 銅及び銅合金異材溶接時の溶接材料の選定(TIG・MIG溶接)
>> 銅合金と炭素鋼の異材溶接
>> 銅合金とステンレス鋼の異材溶接
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銅及び銅合金の溶接に際しては以下のような問題点があります。
◎溶接時の問題点
純銅の熱伝導度は軟鋼の約8倍もあるために、加えられた溶接熱が急速に母材側に拡散してしまうため、溶接部のなじみが悪く、融合不良やスラグ巻込み等の欠陥が発生しやすくなる。したがって、十分な溶込みを得るためにはかなりの予熱が必要となる。また熱影響部の幅も著しく大きくなる。

熱膨張係数が軟鋼より約50%大きい。したがって溶接時の変形が大きくなると同時に、冷却時の収縮歪が溶接部に集中して割れを発生させる場合がある。割れを防止するためには、開先角度や拘束方法、ピーニング等を考慮して溶接施工を考える必要がある。

固相では変態しないので、熱影響部や再加熱を受けた部分では結晶粒が粗大化しやすく、機械的性質を劣化させる。

溶接時に大気に触れて発生する第2酸化銅(Cu2O)はほとんど無害であるが、母材中にもともと存在していた酸素により発生した第1酸化銅(CuO)は、溶接金属部及びその近傍に銅−第1酸化銅の共晶を作り機械的性質を低下させる。また、高温での使用中に水素を吸収すると、次の反応によりブローホールが発生する。
   Cu2O+H2→2Cu+H2O↑

溶接に有害な元素としては、Pb、Sb、Biがあり、結晶粒界に低融点の共晶フィルムをつくるために、溶接時の熱と応力により割れを発生させる。特にPbの多いものでは溶接はほとんど不可能である。またPも含有量が多くなると割れの原因となる。

銅−アルミニウム合金(アルミニウム青銅、アルミブロンズ)の溶接では、酸化物(Al2O3)の発生により湯流れが悪くなり、融合不良やスラグ巻込みが発生しやすくなる。

銅−亜鉛合金(黄銅)の溶接では、蒸発した亜鉛が酸化亜鉛(ZnO)となって溶接部を覆い、溶接作業を困難にする。また溶接部の亜鉛含有量が減少して、組成が不均一になる。

銅と鉄とはほとんど固溶し合わないために、炭素鋼への肉盛等の異材溶接では溶接金属は銅−鉄の混合組織となり、特に鉄の希釈が多い場合には遊離鉄(Free Iron)の存在が溶接金属の耐摩耗性や耐食性を劣化させる。また炭素鋼側結晶粒界に銅が侵入して(浸銅現象)、溶接部の延性を低下させる。
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◎被覆アーク溶接での注意点
母材に適した溶接材料を選択して下さい。

開先角度を大きくし、ルートも広めにして下さい。

所定の予熱温度と溶接条件を守って下さい。

変形を防止するために、仮付けを多くして下さい。
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◎TIG・MIG溶接での注意点
基本的な注意事項は被覆アーク溶接の場合と同様です。

TIG溶接では通常直流正極性(DCEN)で行いますが、アルミブロンズ等アルミニウムを含有した合金はアルミ酸化膜が発生して湯流れが悪くなります。この場合は、交流で溶接しクリーニング作用を利用すると良好な結果が得られます。

TIG溶接用棒には、裸棒とフラックス被覆棒とがあります。それぞれ用途によって使い分けて下さい。

シールドガスには純アルゴンを用いますが、純銅のTIG溶接ではTG991を使用し、窒素ガスシールドで効果をあげている場合があります。

MIG溶接では、通常0.8〜2.4φのワイヤが用いられ、直流逆極性(DCEP)で溶接します。

銅−亜鉛合金の溶接に共金は使用出来ませんが、GA900などのアルミブロンズ系もしくはGE960などのエバジュール系の溶接材料を用いて良い結果が得られている例があります。
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◎銅及び銅合金異材溶接時の溶接材料の選定(被覆アーク溶接)
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◎銅及び銅合金異材溶接時の溶接材料の選定(TIG・MIG溶接)
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◎銅合金と炭素鋼の異材溶接
材料の組合せ 継手溶接 隅肉溶接
純銅-炭素鋼 (1)@ABC…なし
w…YCu
(2)@AB…なし C…YCu
w…YCu
w…YCu、YCuAl、YCuSi or YNi
YNiは純銅と融点が違うので、母材をカットする場合がある。
黄銅-炭素鋼 (1)@…YCuAl ABC…なし
w…YCuAl
(2)@C…YCuAl AB…なし
w…YCuAl
w…YCuAl
亜鉛が多く含有(40%)している材料は、黄銅側にYCuAlでバタリングしておくとやりやすい。
アルミ青銅-炭素鋼 @ABC…なし
w…YCuAl
w…YCuAl or YCuNi-1
白銅-炭素鋼 @AB…なし C…YNi
w…YCuNi、YNi or YNiCu
w…YCuNi、YNi or YNiCu
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◎銅合金とステンレス鋼の異材溶接
材料の組合せ 継手溶接 隅肉溶接
純銅-ステンレス鋼 (1)@…YCuNi-1 YNi
(2)@ABC…なし w…YNi
(3)@…YCuNi-1 AB…なし C…YNi  w…YNi
他に組合せが数種類あり。大差なし。表面上問題がなくても、内部で割れ発生の可能性あり。
母材相互に融合する割合が少ないので、TIG溶接ならYCu、YCuSn、YCuAl、YCuNi、YNiCu、YNi等で溶接ができる。ビード形状が良いのはYCuAlであるが、溶込みが極めて浅い。
黄銅-ステンレス鋼 (1)@…YCuNi-1 A…YNi BC…なし w…YNi
(2)@…YCuAl A…YCuNi-1 B…なし C…YNi w…YNi
w…YCuAl
アルミ青銅-ステンレス鋼 (1)@A…なし B…YNi-1 
C…YNi w…YCuAl
(2)@…YCuNi-1 
A…YNi BC…なし w…YNi
w…YCuAl
白銅-ステンレス鋼 @AB…なし C…YNi
w…YCuNi、YNi or YNiCu
w…YNi
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