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この製品に関するQ&A
>> 1.浸透探傷試験(PT)とは…?
>> 2.原理と手順について
>> 3.染色浸透探傷剤(カラーチェック)について
>> 4.蛍光浸透探傷剤(ケイコーチェック)について
1.浸透探傷試験(PT)とは…?
浸透探傷試験とは、赤色や蛍光の浸透性のよい検査液を用いて、表面の割れ、ブローホールなどを検出する非破壊検査方法です。金属、非金属を問わず、表面に開口したクラック(きず)であれば、検出できるため広く利用されている方法です。
浸透液の色(観察条件)と浸透液の除去方法により、次の6種類があります。
浸透探傷試験の種類
浸透探傷試験の種類 試験の特徴
水洗性染色浸透探傷試験 赤色浸透液を水洗除去する方法で、大型検査物、表面の粗い検査物に適しています。
後乳化性染色浸透探傷試験
溶剤除去性染色浸透探傷試験
(最も広く採用されている方法)
赤色浸透液を除去液で拭取る方法で、部分検査に最適です。明るいところで 検査でき、電気、水洗設備なども不要なため、現場検査にも最適です。
水洗性蛍光浸透探傷試験
(自動探傷に最適)
蛍光浸透液を水洗除去する方法で、大型検査物、表面の形状の複雑な検査物、量産部品の自動探傷に適しています。現像剤を使用しない方法もあります。
後乳化性蛍光浸透探傷試験* 航空機部品などの一部で使用されています。
溶剤除去性蛍光浸透探傷試験 蛍光浸透液を除去液で拭取る方法です。微細きずの部分探傷に適しています。
*の試験は、特殊な条件の場合で使用します。
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2.原理と手順について
2-1.原理
表面に開口しているクラック(きず)を、容易に目視できるようにするために、毛細管現象および知覚現象を利用し、より拡大した像にして指示模様を検知する方法です。 赤または蛍光の浸透液を毛細管現象でクラック(きず)の中に浸透させた後、表面の浸透液を洗浄液による拭取りまたは水洗などで除去します。残ったクラック(きず)内の浸透液を、白色微粉末の現像剤で吸出し、赤色または蛍光の拡大指示模様を形成させ、これを観察することで、微細なクラック(きず)を検出します。
2-2.手順
一般的な溶剤除去性染色浸透探傷試験の手順 (カラーチェックの探傷手順例)
探傷手順   内  容
前 処 理 洗浄液(FR−Q)等を用いて、表面の油脂、汚れ等を除去し、欠陥部を開口させた後、充分に乾燥させます。
浸透処理 浸透液(FP−S)を塗布します。浸透時間は通常5〜60分間放置して欠陥部に、浸透液を充分に浸透させます。
除去 /
洗浄処理
表面の浸透液を乾いたウエスで除去します。次に、洗浄液(FR−Q)を軽く含ませたウエスできれいに浸透液を除去します。水洗型の場合は、シャワー水にて洗浄します。
現像処理 現像剤(FD−S)は充分攪拌した後、薄く均一に塗布します。現像時間は通常10〜30分です。
観  察 明るい所で検査物表面を観察します。クラック(きず)があれば、白地に赤色の指示模様として現れます。
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3.染色浸透探傷剤(カラーチェック)について
当社の染色浸透探傷剤はカラーチェックのブランドで親しまれています。一般には浸透液、除去液、現像剤の三液よりなっており、材料や部品等の表面に開口している微細な欠陥を検出します。信頼性・品質の高い製品として広く使用されています。
用途: 溶接部のクラック(きず)、ブローホールなどの検出
一般金属材料(軟鋼、ステンレス、
高張力鋼)のクラック(きず)などの検出
鋳造品・鍛造品のピンホールの検出
セラミックス その他非金属のクラック(きず)の検出
対象: 金属、非金属材料の表面探傷部
カラーチェック
カラーチェックの種類
分類・タイプ 探傷剤(名称) 品名(記号) 特徴
一般用 浸透液 FP−S 一般の表面探傷、貫通テスト
溶剤除去性染色浸透探傷試験-速乾式現像法に適用
洗浄液 FR−Q
現像剤 FD−S
低ハロゲン・
低イオウ
浸透液
水洗型浸透液
FP−U
FPW-U
原子力機器等に使用される (塩素≦100ppm、フッ素≦30ppm、硫黄≦10ppm)
洗浄液
水エアゾール
FR−U
RW-U
現像剤
超速乾型
現像剤
FD−U
FD-U(Q)
不燃型 浸透液 FP−NE3 不燃性タイプなので、
火気の近くで使用可能
洗浄液 FR−NE3
現像剤 FD−NE3
水洗型 浸透液 FAW−3
FAW−6
水で洗浄できるタイプ
大型部品や小物の多量検査向き
R−12P 洗浄水リサイクル型で専用処理装置用
現像剤 FD−S 水で洗浄できるタイプ
大型部品や小物の多量検査向き
セラミックス用 浸透液 CR−10
CR−20
セラミック検査用、現像不要
粗材用 浸透液 PM-6 水ベースなので安全性が高い
大型試験体に適する
現像剤 3W2
高温型 浸透液 P−HE 検査物表面が高温(100〜200℃)の場合に使用可能
洗浄液 R−HE
現像剤 D−HE
カタログはこちら⇒(カラーチェック)
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4.蛍光浸透探傷剤(ケイコーチェック)について
ケイコーチェックは蛍光浸透探傷試験に使用される探傷剤です。試験方法は基本的にはカラーチェックと同じですが、蛍光色の浸透液を使用し、観察は暗所でブラックライトを照射して行います。検出感度が高いこと微細クラック(割れ)の検出、自動探傷に適していることなどから、アルミダイキャストなどの量産部品の探傷など生産ラインに導入されるケースが増加しております。浸透液には水洗性タイプと溶剤除去タイプ・後乳化タイプなどがあり、また、現像剤にも速乾式、湿式、乾式タイプがあります。
ケイコーチェックの種類
分類・タイプ 探傷剤(名称) 品名(記号) 特徴
一般用 水洗性浸透液 N-2P
N-21P

水洗性良好
疎水性で洗浄水は油水分離器でリサイクル可能
高感度用 水洗性浸透液 N-3PA
N-3P
N-4P
N-5P
無現像法で使用可
N−3PAより高感度
高感度
超高感度
後乳化性蛍光浸透液 AP-5
AP-6
高感度が要求される探傷
乳化剤 AE-56 AP-5、AP-6との併用
低ハロゲン
低イオウ
高感度 水洗性蛍光浸透液 GW-U 原子力機器等に使用される
粗材用 粗材水洗性浸透液 N-15PM 水ベースで水洗性良好
N-150P 水ベースで洗浄排水のCOD低減タイプ
現像剤 速乾式現像剤
乾式現像剤
湿式現像剤
FD-S
ADD-456
ADW-456
速乾性で浸透液の吸引大
白色微粉末で指示模様鮮明
一定量の水で分散して使用
応力腐食割れによる指示模様
ケイコーチェック
カタログはこちら (ケイコーチェック)
関連機器・装置はこちら (ブラックライト)
  (各種試験片)
  (浸透探傷装置)
  (廃水処理装置)
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